地域振興券2万円の奇跡
ギター雑誌、買ってみた
ギター雑誌を買ってみた。
GIGSは、少し大人っぽかった。
だから、バンドやろうぜを買った。
最高だった。
でも、僕が一番見ていたのは、
合間合間にある、通販のページ。
ひたすら見ていた。
なぜなら、
国から地域振興券が2万円配られるとのことで。
2万円。
13歳の僕にとって、それは、
無限の可能性。
2万円という希望
通販のページには、いろんなセットが載っていた。
アンプ。
替えの弦。
チューナー。
いろんなものがついて、2万円以内。
よし、勝ち。
白黒のページに至っては、何色なのかわからない。
今考えると、あの買い方はハードルが高すぎる。(゚o゚;;
でも、あんまりわかっていなかった僕は、
オーパーツ、到着
届いた。
箱を開ける。
そこには、
オーパーツかのような、ギター。
偽物だけど。
安物だけど。
でも、僕にとっては、
すごくかっこよく感じた。
よし、勝ち。(^ ^)
家庭教師のお兄ちゃん
でも、問題があった。
弾き方はわからない。
チューニングももちろんわからない。
どれだけ雑誌に優しく書いてあっても、わからない。(´-`)
そこで、家庭教師の大学生のお兄ちゃんが、ギターができるということで、教えてもらおうと思った。
でも、
「あー、この替えの弦、もう丸まっちゃってて使い物にならないね」
「この商品、騙されたよ」
いろんなことを言いくるめて、結局何も教えてくれなかった。
今考えると、見栄を張って「ギターが弾ける」と言っていただけで、何もわかっていなかったんだろう。
なんか、、、うん。。。(゚o゚;;
そして、
宮崎兄弟、参戦
歩いて3分くらいのところに住んでいる、宮崎兄弟。
同い年。
双子の兄弟だ。
兄、こーやが、生ドラムを買ったらしい!
え。
なぜか、仲のいいはずのツネの家には、ギターを持って遊びに行けなかった俺。
でも、その情報を聞きつけ、僕はすぐにこーやの家に遊びに行った。
そして、
弟、ユウトは、ベースを買っていた!
え!
運命に感じた僕は、毎日のように遊びに行くことになる。
新しいたまり場
宮崎兄弟の家は、新しいたまり場になった。
そこには、本田兄弟という双子の兄弟も遊びに来ることになる。
その二人は、基本的に、
タバコを吸いに来るだけであった。
なんか、、、うん。。。
カオスだった。(゚o゚;;
でも、僕は、ギターの練習をひたすらする。
アコギで弾き語り
自分のエレキギターは、もうオブジェになっている。
だから、宮崎兄弟の家にあったアコースティックギターで、歌本を見て、弾き語りができるように練習していた。
19のファーストアルバムが、だいたい弾けるようになった頃。
ついに、
グリーンデイ、バスケットケース
まさかの洋楽チョイス。
グリーンデイの「バスケットケース」だった。
ギターと歌だけのパートから始まり、オールインするかっこいい曲だ。
僕の気分に合わせて、みんなが入ってきてくれる喜び。
すごかった。
この曲を、毎日のように、何十回、何百回と演奏した。
今考えると、ワンコーラスを何回も演奏した。(^ ^)
でも、最高だった。
イントロだけ芸人
そうして、アコギの弾き語りができるようになり、エレキギターは簡単な曲だったら少しずつできるようになっていった。
GLAYの有名な曲のイントロ。
ラルクアンシエルのイントロ。
イントロのフレーズだけ弾けるようになって、本編はほぼほぼ弾けない。
そんなようなレベルだった。(´-`)
でも、
地域振興券2万円。
ストラトの偽物。
宮崎兄弟の家。
グリーンデイ。
そして、僕は、ギターを弾く人間になった。
でも、その時の俺は、まだ知らなかった。
この先、THE YELLOW MONKEYという、人生を変えるバンドと出会うことを。
次回、運命のバンドとの出会いへ続く!