のけ物語
STORY LAB
第7話

中学校編・第7話「1,2,3,4の魔法」

4分で読める ♪ 05:10

中学1年生。ツネの部屋には、大きなドラムセットがあった。

中学校編・第7話「1,2,3,4の魔法」

魔法がかかった瞬間

〜中学校編・第1話〜

1,2,3,4の魔法

何も変わらない日常

中学1年生になった。

でも、相変わらず小6の時にやっていた遊びは変わらず。
学校も、小学校より100m上ぐらいに上がったところに中学校があるぐらいで、何も変わらず。

なんか、、、うん。。。
中学生になった実感、ゼロ。(´-`)

変わったといえば、

登校メンバーが増えた。

ツネ、参戦

加藤と俺の登校に、「ツネ」が参加することになった。

加藤と俺とツネ。

自分で行けるだろうっていうぐらいの距離に住んでいるツネ。

そして、

たまにツネは支度に遅れる。

玄関で、俺と加藤が待たされる。

部屋の中は慌ただしい。(゚o゚;;

「まさああああ!ワーク持ったのぉぉぉ?」

ツネのお母さんの声が飛び交う。

時間割を共有しているらしい。

そして、ツネは、謝るそぶりもなく、キョトンとした顔で合流する。

マイペースな奴だ。

この時間に、俺と加藤は中学校についていただろう。(´-`)

それは言いっこなしだ。
なんだかんだツネはいいやつだ(^ ^)

ツネの家という聖地

そして、流れでツネがサッカー部に入部した。

部活が終わったら、5〜6人でツネの家に行ってゲームやミニ四駆をすることがルーティンとなった。

ツネの家には、

最新のゲーム・任天堂64があって、4人ぐらいで対戦できたので重宝した。

ミニ四駆のコースも持っていたので重宝した。

よし、勝ち。

ツネの家には、子どもたちが遊べる部屋と、ツネの部屋があった。

ツネの部屋には、大きなドラムセットがあった。

でも、みんなドラムには興味がなかった。
ただの狭い部屋。

だから、遊び部屋にみんなが集まる。

そんな日常が続いていた。

でも、その時の俺は、まだ知らなかった。

このドラムのある部屋が、俺の人生を変えることを。

A面とB面

そして、僕の人生が、またA面とB面に分かれた。

A面:サッカー部

B面:音楽

そんなB面が始まる瞬間を、少し話しておこうと思う。

運命の日

まず、きっかけが、

たまたまドラムのあるツネの部屋でみんなが集まっていた。

珍しく本を読む俺

ベースを弾くやつ

ギターを弾く加藤

ドラムを叩くツネ

うるさすぎて、漫画に集中できない。(゚o゚;;

そんな中、加藤が言葉を発する。

「少し、合わせるか」

そして、

キョトン顔のツネが表情を変え

1, 2, 3, 4

とカウントを始める。

その瞬間、

一気に空気が変わった。

音の塊が、僕の全身を駆け巡った。

それぞれ音を鳴らしているときは、あんなにうるさかったのに。

音が合わさった瞬間に、とてつもなくかっこいい塊として部屋を駆け巡った。

なんだ、これ。

なんか、、、うん。。。

ヤバい。

深夜番組【DAISUKI!】

その思いが忘れられないまま、僕はいつも通り部屋でテレビを見ていた。

週末。
深夜番組。
【DAISUKI!】

司会:中山秀征

両脇には、
松本明子
飯島直子

子供には、妙な距離感の違和感のある番組。(´-`)

それを見ていた。

ゲストに、モト冬樹が出ていた。

夜もヒッパレのあの人だ。(^ ^)

モト冬樹のギター

みんなでバンドを組もうという話になり、楽器屋に向かった。

そこには、ギターやベースが100本以上と並んでいて。

テレビ越しでも、壮観だった。

子供的に、青いギターや赤いギターがとてつもなくかっこよく見えた。

今考えると、フェルナンデスあたりだろう。

そして、モト冬樹が試奏を始める

壁にかかっているギターを手に取り、アンプにつなぐ。

ジャカジャーンと音を鳴らし、ギターソロを始める。

「顔で弾くんだよ」

と冗談まじりに面白いことを言いながらも、確かにかっこいい音を鳴らしていた。

それに釘付けになった僕は、

後に地域振興券でギターを買うことになる。

音楽人生のきっかけ

この2つの出来事が、

僕の音楽人生のきっかけであった。

ツネの部屋での1,2,3,4のカウント

深夜番組でのモト冬樹のギター

この2つが、俺を変えた。

でも、その時の俺は、まだ知らなかった。

この先、THE YELLOW MONKEYという、もっとデカい存在と出会うことを。

そして、地域振興券2万円という、人生最大のチャンスが訪れることを。

次回、地域振興券2万円の物語へ続く!

中学校編・第1話「1,2,3,4の魔法」 —— 完

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