のけ物語
STORY LAB
第6話

少年期編・第6話「ウォークマンと、僕らの秘密基地」

3分で読める ♪ 07:00

俺は、外で遊ぶのが好きだった。鬼ごっこ、缶蹴り、ドロケイ。

少年期編・第6話「ウォークマンと、僕らの秘密基地」

録音という魔法

〜少年期編・第3話〜

外で遊ぶのが好きな少年

俺は、外で遊ぶのが好きだった。

鬼ごっこ。
缶蹴り。
ドロケイ。

友達の家に集まっては、空の色が暗くなるまで、永遠に遊んでいた。

ルールを足したり。
変則的なルールにして難易度を高めたり。
新しいゲストを呼んだり。

毎日の外遊びを、充実させていた。

最高か。

でも、時代は変わりつつあった。

テレビゲーム時代の到来だ。

スーファミとプレステの時代

スーパーファミコン。
プレイステーション。

友達と遊べるゲームが、増えてきた。

俺たちのルーティンは、こうだった。

外で遊ぶ友達が集まらない時
→ 少人数でテレビゲーム

大人数が集まる時
→ 男女問わずで外遊び

完璧なバランスだった。

でも、この完璧なバランスに、革命が起きる。

俺の人生を変えるアイテムが2つ、手に入ったのだ。

ウォークマン、参戦

一つ目は、

ウォークマン。

しかも、録音機能までついている。

二つ目は、

ヘッドホン。

イヤホンではなく、ヘッドホンだった。

デカい。
カッコいい。
プロっぽい。

よし、勝ち。(^ ^)

この遊び道具2つを使って、俺は毎日の遊びを充実させた。

外で遊ぶときも。
家の中で遊ぶときも。

録音しまくるのだ。

録音という名の魔法

やり方は、こうだ。

ステップ1
友達と遊んでいる時、ウォークマンで録音する。

ステップ2
みんなとお別れして、ご飯を食べる。

ステップ3
一人で部屋にいる時、その遊びを永遠にヘッドホンで聞き続ける。

最高か。

ラジオも聴けたが、ラジオよりリアルなものを録音して聴く、という遊びに没頭していた。

曲を流しながら歌も歌える。
友達の笑い声も録音できる。
自分のツッコミも録音できる。

最強のアイテムだった。

そして、この遊びをしていると、気づくことがある。

「あ、こいつ、こんなに面白いことつぶやいていたんだ」

「俺、もうちょっとこういうこと言っておけばよかった」

録音を聞き返すと、現場では気づかなかったことに気づく。

これ、めちゃくちゃ面白かった。

なんか、、、うん。。。
今思えば、これが「音楽制作」の原点だったのかもしれない。(´-`)

親友・加藤くん

そして、この遊びを一緒にやっていたのが、

加藤くん。

俺たちは、お互いにウォークマンを使ってラジオを作って、交換日記のようにやりとりをしていた。

加藤のラジオ、おもしれー!

本気で思いながら、お互いに妄想を膨らませ、作品作りをしていた。

加藤とは、毎日一緒に学校行き、毎日学校帰りも一緒だった。

サッカー少年団でも左サイドで一緒だった。
俺がハーフ。
加藤がフォワード。

そんな加藤と妄想を膨らませて、2人の世界を作るようになっていた。

スケボーも趣味が一緒で。

なんか、、、うん。。。
最高の相棒だった。(^ ^)

そして、中学校へ

外遊び。
テレビゲーム。
ウォークマン。
加藤くん。

俺の小学校時代は、こうして終わった。

でも、この時の俺は、まだ知らなかった。

中学校で、音楽という、もっとデカい世界が待っていることを。

次回、中学校編へ続く!

少年期編・第6話「ウォークマンと、僕らの秘密基地」 —— 完

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