外で遊ぶのが好きな少年
俺は、外で遊ぶのが好きだった。
鬼ごっこ。
缶蹴り。
ドロケイ。
友達の家に集まっては、空の色が暗くなるまで、永遠に遊んでいた。
ルールを足したり。
変則的なルールにして難易度を高めたり。
新しいゲストを呼んだり。
毎日の外遊びを、充実させていた。
最高か。
でも、時代は変わりつつあった。
テレビゲーム時代の到来だ。
スーファミとプレステの時代
スーパーファミコン。
プレイステーション。
友達と遊べるゲームが、増えてきた。
俺たちのルーティンは、こうだった。
外で遊ぶ友達が集まらない時
→ 少人数でテレビゲーム
大人数が集まる時
→ 男女問わずで外遊び
完璧なバランスだった。
でも、この完璧なバランスに、革命が起きる。
俺の人生を変えるアイテムが2つ、手に入ったのだ。
ウォークマン、参戦
一つ目は、
しかも、録音機能までついている。
二つ目は、
イヤホンではなく、ヘッドホンだった。
デカい。
カッコいい。
プロっぽい。
よし、勝ち。(^ ^)
この遊び道具2つを使って、俺は毎日の遊びを充実させた。
外で遊ぶときも。
家の中で遊ぶときも。
録音しまくるのだ。
録音という名の魔法
やり方は、こうだ。
ステップ1
友達と遊んでいる時、ウォークマンで録音する。
ステップ2
みんなとお別れして、ご飯を食べる。
ステップ3
一人で部屋にいる時、その遊びを永遠にヘッドホンで聞き続ける。
最高か。
ラジオも聴けたが、ラジオよりリアルなものを録音して聴く、という遊びに没頭していた。
曲を流しながら歌も歌える。
友達の笑い声も録音できる。
自分のツッコミも録音できる。
最強のアイテムだった。
そして、この遊びをしていると、気づくことがある。
「あ、こいつ、こんなに面白いことつぶやいていたんだ」
「俺、もうちょっとこういうこと言っておけばよかった」
録音を聞き返すと、現場では気づかなかったことに気づく。
これ、めちゃくちゃ面白かった。
なんか、、、うん。。。
今思えば、これが「音楽制作」の原点だったのかもしれない。(´-`)
親友・加藤くん
そして、この遊びを一緒にやっていたのが、
俺たちは、お互いにウォークマンを使ってラジオを作って、交換日記のようにやりとりをしていた。
加藤のラジオ、おもしれー!
本気で思いながら、お互いに妄想を膨らませ、作品作りをしていた。
加藤とは、毎日一緒に学校行き、毎日学校帰りも一緒だった。
サッカー少年団でも左サイドで一緒だった。
俺がハーフ。
加藤がフォワード。
そんな加藤と妄想を膨らませて、2人の世界を作るようになっていた。
スケボーも趣味が一緒で。
なんか、、、うん。。。
最高の相棒だった。(^ ^)
そして、中学校へ
外遊び。
テレビゲーム。
ウォークマン。
加藤くん。
俺の小学校時代は、こうして終わった。
でも、この時の俺は、まだ知らなかった。
中学校で、音楽という、もっとデカい世界が待っていることを。
次回、中学校編へ続く!